映画『誰も知らない』の、
僕がイメージしたエンディング・テーマソング。
母親に置き去りにされた4人の子どもたちが、
誰の目にもつかないように、ただただ暮らす映画。
出生届けを出されていないため
学校にも行けず、外に出る事が許されない子ども達。
日々、日々。
映画は、彼らの1年を、淡々と、淡々と描く。
#映画のモデルになった、実在の事件は
#このページの「◆巣鴨子供置き去り事件」にて。
#かなりきつい事件なので読む方は覚悟を決めてください。
淡々と進む映画の中で、
時の移り変わり・子ども達の移り変わりを
見事に表現した、赤い、おもちゃのピアノ。
(いい画像が見当たらなかったので表紙の写真は別のピアノです)
最初は妹が大事にしていたものの、
足が折れ、誰も弾かなくなってしまいました・・・
正直、エンディング・テーマが好きじゃなかった。
僕はやっぱり、もう一度あのピアノの音が聴きたかった。
自分で、作って、みました。
(鑑賞したのがだいぶ前なので、エンディングの流れを
あまり覚えていません。あくまでイメージ、です^^)
ノスタルジーな雰囲気で映画が終わり、暗転。
曲とともにエンドロールが流れ始める。
淡々と進むメロディー。
エンドロールの影で、小窓に映る映画の場面。
あのピアノが、壊れる場面・・・
子ども達が、大きくなる・・・
それは、手放しでは喜べない、「成長」。。。
終盤、その後の映像がフェイドイン。
数年後の、大人びた子どもたちが
生活をしている場面が映る。
あんなことがあったと言うのに…
彼らは今でも純粋だ。
主人公の柳楽優弥、そして韓英恵が、
橋の上いや、丘か・・・山でもいいかもしれない。
青い空をバックに、まぶしい太陽に照らされ
希望いっぱいに未来を仰ぐシーンを
下からのカットで、Fin.
今もこの地球のどこがで生き続ける、実在した彼ら。
彼らの心の傷は、癒されたのだろうか。
曲が終わっても、たとえ壊れても。
おもちゃのピアノは、
鳴り続けていると、思う・・・。
toy piano バージョンはこちら。
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